■リアル男子の告白
つき合いはじめて2年になる。
ホストをしている友人からの紹介だった。
半年ぐらいは、食事と買物といった月に2・3度会うだけの手もつながないプラトニックなデートが続いた
最近にしては珍しく身持ちが固いのは、バツイチでまだオトコに対してちょっと警戒している部分があるからだろうと勝手に思い込んで自分を納得させるようにしていた。
でも違った。
カノジョは、ボクの歴代彼女の中でもかなりエッチだった。
小柄で童顔のわりにバストが豊か。
そのアンバランスさが男心をくすぐる。いつかこの手にできる と考えただけで興奮してしまう。これはカレであるボクだけの特権にしたいものだ。
念願の恋人モードが加速したのは、はじめてキスした時からだった。
大胆な振る舞いの陰に幼さが残る甘え上手なカノジョを初めて知った時、本性は世間でいう「肉食系元人妻」だったのかもしれないと思ったほどだ。
ボクたちが初めて愛し合ったのは、一人暮らしのボクの部屋だったと思う。
鍵もそこそこに玄関で抱き合ってディープキス。
靴を脱ぐ時間も惜しいくらいの勢いでベッドになだれ込む。
お互いの衣服を奪い合うように脱がしあう。まるでドラマの1シーンのように。こんな場面ではきっとみんなそうなんだろう。
ボクは耳を甘噛みしながら右手を首筋、胸の輪郭、お腹の中心を通ってへそ、尻、太腿の外側となぞり、膝小僧で折り返して内腿をゆっくりと昇る。核心には触れないように時間をかけて反対側も同じように。
カノジョは敏感なポイントに触れられるたびに、何語か聞き取れないような歓喜の吐息を漏らし続ける。秘密の花園からは妖艶なオンナの香りが熱い湯気のように立ち上り濃密な蜜がとろとろと溢れ出す。
それでもそこにはまだ触れずに焦らす。
「 はやくぅ、お・願・い ❤ 」
待ちきれなくなったカノジョは思わずおねだりする。
そこでようやく形よく盛り上がった豊満なバストをゆっくりとやさしく揉みながらクチを添えて乳首を舌で転がす。
カノジョのからだがピクッと跳ねる。感じやすいのだろう。
シーツに広がったシミを確かめ反対の手で溢れ出した蜜を中指につけて一番敏感な部分をじっくりとこね回す。
「 いい 」と「 いやいや 」を不規則に何度も繰り返すカノジョ。
構わずに中指を一気に突っ込む。
第1・2関節を使って天井に沿ってざらざらとした1点を小刻みにバイブしてやるとカノジョは
「ダメダメ、だめっつ」
と動いてるボクの手を両手で押さえてイってしまった。
一度全身を解放されるとカノジョはメスに豹変する。
自らボクの上にまたがり男性自身を丁寧に舐め回し咥える。ボクの表情をうかがいながら爆発の耐え切れなくなる直前で寸止め。
さっきの焦らしのお返しだ。
そのあと69の形でお互いを刺激し合い、カノジョは器用にゴムをクチで装着すると自らが馬乗りになって男性自身を核心へと導く。
熱い蜜と隠微なヒダが潤滑油となって奥深くまで挿入される。
(最高だ)
カノジョは自身の高まりやすいポイントを探すようにボクの上で激しく前後に腰を振る。呼吸が乱れて、悶える騎乗位の後姿を刹那に眺めると、アナルまでがポっかりと口を開けている。
ボクはたまらなくなって下から上への上下運動を加速する。上半身を起こして両胸を後ろから激しく揉みながら一発放った。
ほぼ同時にカノジョも
「イクぅ~~❤」
の大きな声とともに前のめりに倒れこむ。
それでも力強さを失わない漲ったままの男性自身は、そのまま抜かずに何度か体位を変えて最後はバックでもう一度フィニュッシュ。
すべてを出し切った解放感に包まれる。
(なんという満足感だ)
しばらくの間、抱き合って呼吸を整える。
なかなか復活しないボクに
「ねえ、もっとしようよ。飽きちゃった?」
とカノジョ。
「えっ!? 満足できなかったの?」
「そうじゃないけど、まだ後ろの穴は処女だよ❤」
・・・。
正直、ボクにはアナルセックスの経験がない。
全女性に失礼なのは承知だが、どうしてもアナルは汚い所というイメージが拭いきれないのも事実だ。
それに女性は本当に気持ちいいんだろうか?
穴に入れたいという習性や願望からの好奇心でしかないんじゃないだろうか。
海外やAVの世界では常識のようになっているようだが、明らかにノーマルに感じている時と違う苦悩な表情、アナを広げるためのクリームや道具、十分な前戯 などを考えるとそこまでして楽しむものなのかと思ってしまう。
とにかくこの日はボクがさめてしまい、上手く言いつくろって勘弁してもらった。
二人が初めて結ばれた日に「初体験」と「処女」をかけたカノジョなりのユーモアだったのか?本気だったのか?いまだにわからない。
この先いつかはカノジョと経験するんだろうか?
See you