色白、小柄でロン毛【憎めない☆ちょっと(笑)のオトコ図鑑】ボクに起きたこと。

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■リアル男子の憂鬱

聞いてくださいよ。しかたないじゃないですか、生まれつきなんですから。
色白で小柄、ハードロック好きで長髪のボク。

ある時、レンタルDVDで マニトウ (1978) という映画を観てネイティブアメリカン(インディアン)に興味を持ちました。


【あらすじ】
平凡な女性に宿った最強最悪の悪霊を祓うために、恋人とインディアンの祈祷師が協力して自然やPCのような人工物すべてに宿っているという精霊(マニトウ)のチカラを借りて立ち向かう。
★★★☆☆


関連の本を読み漁るとネイティブアメリカンには「長い髪にはインスピレーションが宿る」という言い伝えがあって、男もみな長髪にしているというのを知り、マネしました。
きっと海外のアーチストとかもあやかっているんだろう。

普段は坂本龍馬のように頭の後ろやや下の位置でゴムでまとめている。いわゆるポニーテール。ほどくと背中の中ほどまで伸びたストレートな髪には特に癖もなくボクは結構、気に入ってたんだ。

化粧品の仕事に携わっているボクはこの髪で

・寝ていると髪が挟まってひきつって意外と痛い
・食事中、クチに入りそうになって大変
・肩掛けのカバンのストラップに挟まれて泣きそうになる
・ロン毛はシャンプー・コンディショナーの量を半端なく消費
・栄養がいきずらいのか毛先のダメージがひどい
・ゴムで止めると後がウェーブみたいについちゃう
・静電気で広がることもしばしば

というオンナの子の苦労も実体験できて仕事にはかなり役立っている。

でも、これが悲劇の始まり。

電車移動で我慢していた小水を出すために駅の公衆トイレに駆け込んだ。
男子トイレの小用便器は5つ並んでいたが、幸いなことに使っているのは2つだけだった。
前のチャックだけを急いで下ろして、手を添え狙いを定めて空いてる便器に向かって勢いよく放水。
(間に合った~ (^^;) ふ~ すっごい解放感。きっと女子にはわかってもらえまい(笑))

用を済ませて洗面台に向かう。
備え付けの液体石けんを泡立てて手を洗っていると

「あっ、間違えました。御免なさい」

背中越しに声がする。
鏡に写ったのは180センチ越えの大男。
小柄でポニーテールの後ろ姿を見て女性と勘違いしたらしい。まあ、大きめのマフラーで顔半分が隠れてはいたのだけど。。。

一旦、退室して外の ♂ マーク を確かめて再入室した大男が

「なんだ、紛らわしい」

と小声でイヤミ。

ボクは完全無視。
こんなのしょっ中、もう慣れた。

 

時には、
二度見されたあげく性別を確かめようとするエロい目つきのオヤジ。

(男ですが何か。。。)

ナンパでもしたいのか鏡ごしに何度もチラ見して明らかに声をかけるタイミングを狙っているヤツ。

(ボクはそちらの業界人ではありません。あしからず)

挙げ句の果て
掃除中のおっちゃん、おばちゃんには

「足元気をつけてね。こっちだよ。」

と優しくされ、当然のように女性トイレに案内される

(あの~、男なんですけどね(汗))

さらにヒドイ時には
よっぽど急を要していたと思われる女性が、勝手にボクのあとを着ついてきて、自ら男性トイレに入ってきたくせに

キャー!」って

(ボクが何かしましたか?!)

その他の場面でも
女子友と街に出ればやっぱり後ろから

「お姉さんたち~」

ナンパされ、洋服売り場では

試着してみますか?」

(って、おいおい)

長年通っている美容院では後ろ髪のモデルにされ、写真を撮られてHPにアップしたら
いいね! 正面が見たい」とのコメントが殺到。美容師さんいわく

「モテモテだね。きれいだから」

(って髪がでしょ。まったく)

◆同僚女子には女性用シャンプーのモニターに勝手に応募され

「いいじゃん、キレイなんだから。結果よかったら私も使うし」

(・・・はいはい)

◆通りすがりの人には「道教えてください」「シャッター押してください」
と頼まれる率も異常に高く

「あっ、女の人かと思った!ごめんなさい」

(オトコだったら頼まんのかい、コラ~っ)

極めつけはお役人
◆自販機でタバコ買ってたらおまわりさんに職質

「身分証明書見せなさい」

(えっ~~!?顔みりゃ歳ぐらい察しがつくでしょうに(怒))

◆選挙で投票所に行って、受付で通知書を見せても足止め。

「名前間違ってます?男性じゃないですよね」

って100%の確率で毎回、本人(オトコ)と信じてもらえず、ボクの後ろは長い行列になって見知らぬ人までもが不満の声。

「何やってんだよ」

(ちょっと待ってくださいよ!ボクが何をしたんでしょうか? 〇@☆△×?)

 

・・・ホント凹みますよ(トホホ)

そんなボクの日常をよく知っている飲み仲間の姉さん。
勝手に「姉ご」と慕っているんだけど、酔っぱらうと長い髪が邪魔になるらしく縛りたくなって
「ゴムちょうだい」
とボクが髪をまとめている髪留めゴムをねだります。

なのでいつも姉ご用に1本余分に持ち歩いてるんだけど、気分次第で

「違うでしょ、今夜はこっちのゴムよ。コンドーム」(笑)

とゴムと避妊ゴムをかけてみんなの前でボクを赤面させます。

「おめえ、いつも女みたいな優しい顔してんなあ、ほんとは付いてないんじゃないのか」(爆笑)

(だ・か・ら~、姉ごまで~~ お前もかい!?)

ああ、付いていますともマグナム級が。

なんなら試してやろうか!俺の肉ナイフ。怪我する前にやめときな・・・ とワイルドな自分を絶賛妄想

やれやれ・・・。

そんなこんなで
色白 + 小柄 + 長髪 の3点セットで 女性に見間違えられるのは、もはや日常の一部となっています。

ボクの長髪に宿るはずのインスピレーションは、すべて、ボクと相対した人に宿って刺激してしまうようです(苦笑)

色白、小柄でロン毛のオトコって、そんなにイケてないですか?!

本当に住みにくい世の中です。

がんばれ、ボク
お願い! 誰かボクに愛をくださ〜い(><)


■出典: 鋼の錬金術師
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