マンションに居ついた野良ねこ ミケ。私にもすっかり慣れて
いつものようにエレベーターに乗り込もうとするとどこからともなく現れた。
「乗るの？」
開くボタンを長押しして待つが今日は気分じゃないようだ。一度エントランスに出て彼女の目線に合わせようとしゃがんでみる。
こ～んなに近寄っても大丈夫。なんだか嬉しそう❤
しばらく私の膝枕となでなで攻撃で気持ちよさそうに丸くなる。「それにしてもちょっと太ったんじゃない」
この言葉が彼女に火をつけたらしい。
と
「こっち」
とばかりに不意に動き出す。
さすがネコ。自由だね～。
あとを追ってみる。
階段。
「昇るの？」
このコ階段登れたんだ？そりゃそうだよ、ネコだもんｗ。なんて自問自答。
重そうな体に短い足で器用に回り階段を攻略していく。
がんばれ
彼女にとってはちょっとしたエクササイズだったのかもしれない。
それにしてもココは何階？夢中で彼女を追いかけていたら、私まで汗かいちゃったよ。ああ、いい運動になった。
これってもしかしてあの言葉への「お前もな」という彼女の主張！？
ごめんごめん、人のことは言えないね。ありがとう！
運動不足解消、私も頑張らなきゃね。
その言葉を聞いて満足げな彼女。
部屋へ向かう私をいつまでも見つめていました。
今日もツンデレな彼女にメロメロです❤