今年こそ断捨離(だんしゃり)!と決意した私。
とはいえ寒い日が続いてなかなか手が付けられない。
それでもなんとかヤル気を出して思い立った
1日目:押入れを開けてみるがあまりのゴチャゴチャに「明日」と決意
2日目:段ボール箱をひとつ開けてみる「こりゃ手がつけられん、明日」と再決意
3日目:段ボール箱一つ片づけたあとのゴミを見て「あとは明日」とまたまた決意
このように日一日と決意はなえて、先延ばしにしようとする悪魔が私の心に住み着いたw
そもそも断捨離とは、「不要な物を減らして生活に調和をもたらそうとする思想」だそうだが、モノを捨てられない私には永久に調和など訪れそうもない。不要なモノって何?男なら意外とあっさり捨てられるのに。。。などとふざけたことを思いながらようやく着手。
終始 面倒くさいお化け が背後につきまとうような作業の中、私の目が輝いた(と思う)
「おっ、これは! 懐かし~~い」
みなさん、これ何だか わかります?
ハリウッドミラー通称女優ミラーのコンパクトタイプ。
女優さんや映画スターがメイクをする際に使っている照明付きドレッサーをヒントに作られたもので、楽屋にある鏡の周りをライト(電球)でぐるっと囲んだミラーをそのままにコンパクトミラーに再現したものです。
一時は多くの女性誌で取り上げられ雑誌のビューティー特集なんかでも登場していました。
メイクに憧れをもつ私は「絶対真似してみたい!」というだけで何の迷いもなくアイディア商品グッズのお店で購入。
ライトが付いていると、
・暗いところや天気に関係なく場所を選ばずにいつも明るい状態でメイクができる
・メイクの細かい部分まで確認しやすい
・顔に影ができにくいから化粧ムラや厚塗り防止ができる
・部屋の照明の影響を受けにくいので想定通りの色で仕上げられる
て言うんで
「うれしい効果がいっぱい」「メイクが上手になること間違いなし」などの宣伝文句だったように思います。
入手したころは嬉しくて真っ先に友達に報告!
「見てみて見て!買っちゃった」
A:「わぁ~本当に光るんだ」
B:「面白いねぇ」
C:「貸して貸して~」
と、とりあえず人気者にはなったんだけど・・・
人間というのは飽きっぽい動物というのか、ブームは一瞬というのか、何かのおまけとしてタダでもう一つ入手できたり、あれだけ喰いついていた友達は
A:「なんだか暗いとこで使うと一人だけ目立って恥ずくない」
B:「マスカラとかアイライナー引くときちょっと眩しいわ」
C:「きゃ~お化け~、これ使って怪談やろう」
と便利グッズが面白グッズに早変わり。人気は地に落ち、とどめは元カレの一言
「お前、顔見てから使えよw」
「・・・(泣)」
返す言葉もなかった私。
そうだ、あの時も そこで捨てちゃおうって決意したんだった。
なのにいまだにここにある。
物持ちがいい て言えば聞こえはいいけど要は貧乏性なんだよね。
そこで私の結論。
「断捨離を成功するために、まずは金持ちの男を捕まえる!」
そうすれば余裕を持って捨てられるし、捨てちゃってもまた買えばいい。金があればきっと綺麗にもなれる!生活に調和をもたらすこと間違いなし。
うん、これ絶対の法則だと思う。
さあ、まずは男さがしっと
「お~い、誰か〜合コン誘って~~❤」
結局、女優ミラーコンパクトは過去の遺産として捨てきれずにベッドサイドに。
今度 姪っ子にでも会った時にこそは あげちゃおっと!