
(英貴/講談社)
フリーライターをしていると、一人でも食べて行くのが大変だと切に感じる。本音を言うと、誰かに「養われたい」とは思うものの、「養いたい」という感情は抱いたことがない(唯一、犬と猫だけは別である)。
だが、英貴先生のマンガ『男子高校生を養いたいお姉さんの話』(講談社)は、好きになった男子高校生を養うことに、心の底から幸せを感じる美人で巨乳のお姉さんの物語だ。彼女は彼のためなら、喜んでATMになるし、見返りは一切求めない。一体お姉さんは何を考えているのだろうか……?
物語は、両親が借金を残して突如蒸発した男子高校生・空本 実が、自宅のマンションに取り残され、怖い人に臓器を売られそうになっていたところを、隣に住むお姉さんに救われるところから幕を開ける。
お姉さんは、両親の借金を全額一括返済して、日々の生活も自室のマンションの広々とした部屋を提供し、無償で養うと申し出た。
その理由は「君のことが大好き」だから。しかし異性として見ているわけではなく、仕事が本当に辛かった時、すれ違う実を見ることが生きる糧だったので、健やかで居てくれるならそれだけでいい……という心の内をサラリと告げたのだ。

顔見知り程度のお姉さんの偏愛に戸惑う実だが、二人の同居ライフが大いに「ピュア」であったことに驚いた。
例えば、お姉さんは、実の名前を普通に呼べない。「口内清めてからじゃないと御尊名なんて口に出来ない…」と、名前を呼ぶ度にうがいをする。また、お姉さんは名前や職業を、恥ずかしがって頑なに明かさない。さらには「同じ空気吸ってるだけで幸せ」の実に触ることなどもっての外。3ヶ月一緒に過ごして腕をチョンチョンと触れる程度になり、2巻でようやく“ラップごしなら結構触れる”までレベルアップしていた。
そんな純粋無垢な(?)やりとりが続いていた二人だが、最新刊の3巻では、二人の距離が微妙に変化する事件が起こる。実は夜中に自宅をコソコソ抜け出すお姉さんを見て、恋人の存在を疑い、複雑な気持ちになる。お姉さんも実が同級生に貰ったラブレターを見て「君が誰かのものになっちゃうかもって考えたら凄く心が悲しくなって」と、自分の本心に気付きかける。
新キャラも登場し、お姉さんの名前も判明。揺れる二人の関係に目が離せなくなった。
しかし、お姉さんは実の“穴が空いた靴下”ですら捨てることができず、靴下のためだけに、高額な費用をかけた本格的な葬儀を開くこともあれば、細い体型の彼のために、生きた牛を一頭買っていることも判明し(※名前は「みのりゅくんの糧」)、実への宇宙規模の愛が揺らぐことのない様子は通常運転で安心した。
実のためならいくらでもお金を使い、何不自由ない極上の生活を提供するお姉さん。完全なる「ダメ人間製造機」だが、その環境を当然と思うことなく、お姉さんのためにできることを探し行動する実も、何だかすごくいじらしい。
引用元: ダ・ヴィンチニュース
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末筆になってしまいましたが、情報源・引用元の関係者のみなさまに感謝を込めて
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